怠惰な私がタイツを買ったらよかった話

この記事は、Kumano dorm. Advent Calendar 2020の15日目(12/15)の記事です

 

 最近タイツを買った。腹から足先まで覆ってくれるあのタイツだ。寒さが厳しくなってきて足元が冷えるなあと感じたのがきっかけである。値段は500円ぐらいで160デニール相当らしい。履いてみていろいろよいなあと感じたのでここに書いておく。特に男性はタイツをはいている人は少ないと思うが、この記事で少しでもその機能性が伝われば嬉しい。

 

 まずどうして足元が冷えるなら靴下をはかないのかという話だが、私はすぐ物をなくしてしまう。特に靴下の場合、両方揃えなくてはいけないから難易度が高い。きちんとしまえというところだが、それができたら今頃苦労していない。片方だけ靴下をなくしてしまった場合もう片方はどうしようもないし、新たに1足買ってくるのも煩わしい。そういうわけで今までズボンの下に素足で生活してきた。

 しかし、冷え込みが厳しくなり、談話室からでると足先の冷えが気になるようになってきた。また、自転車に乗っているとき、風が足に直接あたってかなり寒いと感じていた。タイツを履いてみると、それは改善された。やはり皮膚と外気の間に布が挟まるのが大きいのだろう。寒さは感じるといえば感じるのだが、以前のように皮膚全体に寒さが集中するのではなく、じわっと広がっていくような優しい寒さなのである。寒さだけではなく熱さも和らげてくれる。私はコタツがあまり得意ではなかった。コタツの電源を入れた瞬間熱全体が足を直撃し、その熱に耐えきれず、しかしコタツの外は寒いので短時間で足を出したり入れたりを繰り返していた。それが、広がっていくような優しい熱さに変わった。以降コタツの熱に足が耐えきれないということはなく、快適に暖まることができるようになった。

 熱さ寒さについて説明したが、やはり一番は靴下のように左右そろえる必要もなく、管理がものすごく楽になったのが大きいと思う。整理整頓ができない怠惰な私に一番向いていると感じた。そのほかに、これは個人的な感想だが、皮膚に密着しているのは妙な安心感があるし、それでいて全然動きにくいということもないので今までの服と同じ感覚で履けそうだ。